前回の記事「マーケティング戦略を成功させる2つのステップと事例」についてお伝えしました。今回は、その発展型となる「マーケティング戦略の効果を最大限に高めるための「3つのM」についてお話しします。
3Mとは、Market(マーケット)、Message(メッセージ)、 Media(メディア)のことです。
この「3M」を提唱しているのは、ダン・S・ケネディ。マーケティングコン・サルタントとして、世界企業番付「Fortune Global 500」を発行しているフォーチュン500社や名の通った企業を多数指導してきた実績があります。
また、日本でも有名なニキビケア商品「プロアクティブ」のガシー・レンカー社なども主要なクライアントのひとつであり、「日本一のマーケッター」にも選ばれた神田昌典さんも、彼の著書を監修しました。
では、マーケティングに不可欠な要素である「3M」とは、具体的にはどういったことなのかをお伝えします。
マーケティングの効果を最大限に発揮する3つの法則とは?

Market(マーケット)
「あなたのお客さんは誰?」
「誰」があなたの商品を一番必要としているのか?を考える必要あります。
ここでの誰は、「欲求」を持っている人のことです。どんな解決したい悩みを抱えているのかを考えてみてください。
私のお客さんは〇〇さんという固有名詞が出てくるレベルまで共感することが重要です。
Message(めっせーじ)
「お客さんにフィットするメッセージ」
次に、「誰」を引き寄せるメッセージが必要になります。あなたの商品(サービス)をすべての人が購入するとは限りません。であれば、オーダースーツのように、そのお客さんにフィットしたメッセージでなければなりません。
お客さん像が明確になれば、自分の家族や友人、恋人が悩みを抱えている際に、具体的にどんな言葉を掛けたらよいのか分かると思います。そのレベルになれば、お客さんが共感するメッセージを作ることが可能になります。
メッセージを作るためにも、日頃からお客さんに悩んでいることを聞いておくといいでしょう。データの蓄積がお客さんを引き寄せるメッセージを作るための素材となります。
Media(メディア)
「媒体」
いくら魅力的なメッセージを作ったとしても、お客さんの目に触れなければ効果が出ません。あなたのお客さんが普段見ている媒体が、新聞、雑誌、インターネット、DM、メルマガなど、どの媒体が最適なのかを調べて広告を出すようにしましょう。ここでも、お客さんに「普段どんなものを見ていますか」という質問をしてみてください。
この3Mを「スーパーマリオ」に例えれば、各ステージの正しいルートを通ることでゴールすることができますが、間違ったルートを通ると、行き止まりや無限ループの状況になってしまい、いつまでもゴールまで辿り着けず時間切れでゲームオーバーとなります。

つまり、あなたの商品を購入するお客さんは誰で、そのお客さんに向けた最適なメッセージと、そのお客さんが見ている媒体が合わさってこそ、マーケティング戦略の効果を最大限に活かすことができます。
正しいメッセージ→間違ったマーケット→正しいメディア ×
正しいメッセージ→正しいマーケット→間違ったメディア ×
正しいメッセージ→間違ったマーケット→間違ったメディア ×
間違ったメッセージ→正しいマーケット→正しいメディア ×
間違ったメッセージ→間違ったマーケット→正しいメディア ×
間違ったメッセージ→正しいマーケット→間違ったメディア ×
間違ったメッセージ→間違ったマーケット→間違ったメディア ×
正解はひとつ、
正しいメッセージ→正しいマーケット→正しいメディア 〇
ということです。
もし、あなたの商品が思ったより売れていないのであれば、「3つのM」をひとつずつ確認していく必要があります。そして、その答えはお客さんに聞くことが一番です。どんなことに悩んでいるのか、悩みを解決してどんな風に変わりたいのか、普段見ている媒体は何なのか、をしっかりと把握できれば、マーケティングの成果は出てきます。ぜひ、取り組んでみてください。
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